アフターピル
1.アフターピルとは
アフターピルとは、避妊に失敗したり避妊できなかった際に性行為後に飲む緊急避妊薬のことです。 性交後72時間以内に正しく服用することで妊娠阻止率(妊娠の可能性が高い時期に内服して妊娠しなかった割合)は85%となっています。 服用は早ければ早いほど良いとされていてできれば24時間以内に服用するのが望ましいとされます。 婦人科でアフターピルの相談をするのは恥ずかしいと思わず、できるだけ早くご相談ください。
こんな時はアフターピルを処方してもらいましょう
- コンドームが外れた
- コンドームが破れていた
- コンドームをつけずに挿入した
- 望まない性交渉があった
- 低容量ピルの飲み忘れがあった(1週目で3錠以上)
- 性的被害を受けた
2.当院で処方しているアフターピルについて
当院で取り扱っているのはノルレボ錠(レボノルゲストレル)と 呼ばれるアフターピルです。日本で初めて許可されたアフターピルで安全性が高く、副作用が出にくくなっています。
- 避妊率/妊娠阻止率・・・避妊率は98.9%、妊娠阻止率は85%とされています。
※避妊率:妊娠のしやすい時期に関係なく内服した時の妊娠しなかった割合
※妊娠阻止率:妊娠しやすい時期に内服した時の妊娠しなかった割合 - 服用方法・・・性交から72時間以内のできるだけ早いうちに、コップ一杯の水、もしくはぬるま湯で服用します。理想は性交から24時間以内とされています。
- 副作用・・・副作用は比較的出にくいですが、一部の人に不正出血、吐き気や悪心、頭痛、胸の張り、体のだるさ、眠気などの症状が出る場合があります。
- 費用・・・当院では1回分/1錠¥9,614(税込)で処方しております。
アフターピル処方の流れ
受診(事前にご予約いただくとスムーズです)
↓
問診(採血や内診は必要ありません)
↓
処方
3.アフターピルの作用と仕組み
アフターピルには服用することで排卵後と同じ体内環境が作り出されます。それによって体がすでに排卵は起こったものだと勘違いし、卵子の発育や排卵が抑制されて 妊娠しにくくなります。また、排卵がすでに行われていて受精してしまった場合も受精卵が着床するのを防ぐ効果、子宮内へ精子が侵入するのを防ぐ効果があります。
アフターピルについてのよくある質問
- 未成年でも処方してもらえますか?
- 未成年でも処方可能です。
- 親の同意はいりますか?
- 親御様の同意は必要ありません。
- 性交渉から72時間以上経ってしまいました、もう間に合わないですか?
- 全く意味がないというわけではありません。72時間を過ぎてしまった場合でも一度ご相談ください。
- 服用後に吐き気がひどく、吐いてしまった場合はどうしたらいいですか?
- 服用後2~3時間以内に吐いてしまった場合は、成分が十分に吸収されていない可能性がございます。再度受診して処方を受けることをお勧めいたします。
- 避妊のために繰り返して服用できますか?
- アフターピルの避妊率は98.9%と、確実な避妊方法とは言えません。アフターピルはあくまでも緊急時に使用するものです。確実な避妊方法でしたら低用量ピルをお勧めします。避妊成功率も高く副作用も少ないのが特徴です。
- ネットの個人輸入で同じ薬が買えますが、それでもいいですか?
- 代行業者が海外から輸入している薬をネットで買うこともできますが、危険です。 もしかしたら有効成分の入っていない偽薬の可能性があります。そうなると避妊効果が全くありません。 また、薬による副作用で健康被害を受けた場合にも医療費等の給付が受けられません。
- 服用後に生理が来ていれば避妊できていますか?
- 普段きている生理と同じような生理がきていれば避妊できたと考えてもいいでしょう。 しかし、着床出血を生理と勘違いしてしまう方もいます。また、予定日の3週間過ぎても生理がこない場合は妊娠の可能性がありますので受診をお勧めします。
- 保険証がないと処方してもらえませんか?
- 保険証がなくても処方できます。
診療時間のご案内
健康診断・人間ドック
健康診断・ドック | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日・祝 |
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土曜 / 8:30~12:00*休診日/日曜・祝日
婦人科検診は月~金と土曜日の午前に実施しております
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婦人科外来
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午前中の時間帯は検診の方が多く男性患者様もいらっしゃいます。気になる方は午後の診療時間帯をおすすめします。
HPVワクチン接種ご希望で16時半以降の来院になりそうな方はお電話でご相談ください
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以下の方は受診日を変更頂く場合がございます
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◾️2週間以内に海外渡航歴のある方、新型コロナ陽性患者と「接触」した方
年末年始・連休前後・健診の繁忙期は待ち時間が発生する場合がございます。
ご予約時間でのご案内が難しい場合もございますので予めご了承ください。
また、午後であれば比較的待ち時間なくご案内することができます。
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※当院では乳がんの健診は実施しておりますが、乳腺外来は行っておりません
※当院では不妊治療や不妊の検査は現在実施しておりません
当院の婦人科の特徴
女性婦人科医が診療します
女性の婦人科医が診療を行ないます。男性には相談しにくいという方もご来院いただけます。疑問や不安がありましたら何でも聞いてくださいね。
感染症対策をしております
診察に使用する内診台は患者毎に消毒をしております。また、共用部も定期的に消毒しています。安心してご来院できるよう対策しております。
横浜市がん検診に対応します
子宮頸がんは20歳以上の女性は2年に1度安価に検診を受けられる市の制度です。前もって医院に受診希望とお電話を下されば利用可能です。
女性に配慮した清潔感のある診療室
診療中に医師と目が合うのが恥ずかしいという方の為に、カーテンで向こうが見えないようにいたします。